APRESIA Technical Blog

Apresia16000シリーズの製品性能情報~レイテンシ実測値~

はじめに

Apresia16000シリーズは10GbEラインカード(1ポート)、1GbEラインカード(10ポート)を実装可能であり、用途に応じてスイッチ容量が3タイプ(12Slot,6Slot,3Slot)選択ができるサービスプロバイダ向けスイッチです。Apresia16000シリーズの製品詳細については、弊社製品紹介ページをご参照ください。
当社の製品マニュアルやカタログには掲載していない製品性能情報を公開いたします。

測定方法(1)

Apresia16012をEoE (Ethernet over Ethernet)エッジ装置とした場合を想定した、アクセスポートからアップリンクポート間のレイテンシの測定方法を図1に示します。

図1 アクセスポート(UNTAG)-アップリンク(EoE)間レイテンシ測定方法

※通信負荷は1Gbpsの90%(1,000,000,000÷((フレーム長+20)×8bit))×0.9packets/sec)、120秒間
※RFC2544(Firsts Bit to First Bits)準拠

測定方法(2)

Apresia16012をEoE (Ethernet over Ethernet)コア装置とした場合を想定した、アップリンクポートからアップリンクポート間のレイテンシの測定方法を図2に示します。

図2 アップリンクポート(EoE)-アップリンク(EoE)間レイテンシ測定方法

※通信負荷は1Gbpsの90%(1,000,000,000÷((フレーム長+20)×8bit))×0.9packets/sec)、120秒間
※RFC2544(Firsts Bit to First Bits)準拠

測定結果①

アクセスポート(1G,UNTAG)からアップリンクポート(10G,EoE)へ通信した実測値を下記、表1に示します。

表1 測定結果(アクセスポートからアップリンクポート)
フレーム長 64byte 128byte 256byte 512byte 1024byte 1518byte 9028byte
Min(usec) 10.8 11.6 13.2 16.2 22.3 28.1 117.5
Max(usec) 17.8 17.8 18.8 21.0 25.5 30.8 118.8
Avg(usec) 11.2 12.1 13.6 16.6 22.7 28.5 118.0

測定結果②

アップリンクポート(10G,EoE)からアクセスポート(1G,UNTAG)へ通信した実測値を下記、表2に示します。

表2 測定結果(アップリンクポートからアクセスポート)
フレーム長 84byte 148byte 276byte 532byte 1044byte 1538byte 9048byte
Min(usec) 10.6 10.8 11.3 12.5 14.9 17.2 52.4
Max(usec) 16.9 17.2 17.2 17.5 18.5 20.1 53.9
Avg(usec) 10.9 11.2 11.8 13.0 15.4 17.6 52.9
※フレーム長にはEoEヘッダーの20Byteを含む

測定結果③

アップリンクポート(1G,EoE)からアップリンクポート(10G,EoE)へ通信した実測値を下記、表3に示します。

表3 測定結果(アップリンクポートからアップリンクポート)
フレーム長 84byte 148byte 276byte 532byte 1044byte 1538byte 9048byte
Min(usec) 10.9 12.3 13.8 16.9 22.9 28.8 117.6
Max(usec) 17.3 18.3 19.5 21.7 26.1 30.5 118.7
Avg(usec) 11.3 12.7 14.2 17.3 23.4 29.2 118.0
※フレーム長にはEoEヘッダーの20Byteを含む

測定結果④

アップリンクポート(10G,EoE)からアップリンクポート(1G,EoE)へ通信した実測値を下記、表4に示します。

表4 測定結果(アップリンクポートからアップリンクポート)
フレーム長 84byte 148byte 276byte 532byte 1044byte 1538byte 9048byte
Min(usec) 10.6 11.0 11.4 12.6 15.0 17.2 52.5
Max(usec) 17.1 17.2 17.3 17.6 18.4 19.1 60.4
Avg(usec) 10.9 11.3 11.8 13.0 15.4 17.6 52.9
※フレーム長にはEoEヘッダーの20Byteを含む

測定結果⑤

アップリンクポート(10G,EoE)からアップリンクポート(10G,EoE)へ通信した実測値を下記、表5に示します。

表5 測定結果(アップリンクポートからアップリンクポート)
フレーム長 84byte 148byte 276byte 532byte 1044byte 1538byte 9048byte
Min(usec) 10.6 11.1 11.7 12.9 15.3 17.5 52.7
Max(usec) 17.7 17.2 17.3 17.6 18.4 19.1 54.0
Avg(usec) 10.8 11.3 11.8 14.3 15.4 17.7 52.9
※フレーム長にはEoEヘッダーの20Byteを含む

測定結果⑥

アップリンクポート(1G,EoE)からアップリンクポート(1G,EoE)へ通信した実測値を下記、表6に示します。

表6 測定結果(アップリンクポートからアップリンクポート)
フレーム長 84byte 148byte 276byte 532byte 1044byte 1538byte 9048byte
Min(usec) 10.8 12.1 13.6 16.5 22.6 28.4 117.2
Max(usec) 17.8 18.9 19.8 21.7 26.4 31.3 125.1
Avg(usec) 11.4 12.7 14.2 17.2 23.3 29.1 118.0
※フレーム長にはEoEヘッダーの20Byteを含む

測定結果⑦

同一カード内アップリンクポート(1G,EoE)からアップリンクポート(1G,EoE)へ通信した実測値を下記、表7に示します。

表7 測定結果(アップリンクポートからアップリンクポート)
フレーム長 84byte 148byte 276byte 532byte 1044byte 1538byte 9048byte
Min(usec) 8.5 9.8 11.2 14.0 19.2 24.3 103.9
Max(usec) 13.3 14.3 15.4 17.9 22.8 27.7 112.2
Avg(usec) 9.1 10.3 11.7 14.6 20.4 25.9 110.0
※フレーム長にはEoEヘッダーの20Byteを含む