APRESIA Technical Blog

Apresia12000シリーズの製品性能情報~起動時間実測値~

はじめに

今回は装置交換を想定したApresia12000シリーズの装置起動時間について実測値を掲載します。
当社の製品マニュアルやカタログには掲載していない製品性能情報をシリーズで公開しております。
Apresia12000シリーズはアップリンク 10GbE/1GbE×2ポート、アクセス 1GbE×48ポートを実装した
サービスプロバイダ向けスイッチです。
Apresia12000シリーズの製品詳細については、弊社製品紹介ページhttps://www.apresia.jp/products/sp/ap12000/index.htmlをご参照ください。

測定方法

configurationの設定条件によって装置の起動時間に対しどのように影響するのか測定しました。
シリアルコンソールに出力されるメッセージをもとに起動開始判断し、装置ログイン後、show statusコマンドで各カードのステータスが起動状態までを測定範囲とします。
シリアルコンソールを接続しTeraTermのログ保存タイムスタンプ機能で時刻情報を取得し測定します。

図1 AP12K起動時間測定方法
項目 条件説明
(a)config条件(最小) 装置IPアドレスに加え、vlan数1、2ポートアサイン
(b)config条件(最大) 装置IPアドレスに加え、vlan数1-4094、全ポートアサイン
vlan name 1-4094に文字列を設定

測定結果

ファームウェアVer. 5.05.07で実測した結果を下記に示します。

実施項目 (a)config条件(最小) (b)config条件(最大)
電源再投入 約5分 約5分30秒
コマンドによる再起動
(reboot all cold)
約5分 約5分30秒
TFTPサーバよりconfigurationダウンロード 約4秒 約1分45秒

結論

configuration設定量によって装置起動時間に大きな差は見られなかった。
ただし、 TFTPサーバよりconfigurationダウンロードについてはconfiguration設定行数によって
大きく差がでます。