【ANRC】AN-ManagerStation 機器登録
APRESIA管理ソフト「AN-ManagerStation」は、IPアドレスを持つ様々な機器を登録し、管理することができます。
今回は機器登録方法について紹介します。
管理できる機器について
- 機器のSNMP対応有無によって、利用できる管理機能が異なってきます。
- 試用版ライセンスでは、無償で5台までの機器を登録することができます。
※ 有償版ライセンスに移行することで、最大3000台まで拡張することも可能です。
今回登録する対象機器のご紹介
以下2台の機器を登録する手順を説明していきます。
・ApresiaLightFM116GT-SS (SNMP対応機種)
IPアドレス:192.168.100.100
名前:sysNameを名前とする
監視:SNMP
SNMP GET用コミュニティ名:public
SNMP SET用コミュニティ名:private
CLIログイン名:adpro
CLIログインパスワード:なし
・PC (SNMP非対応機種)
IPアドレス:192.168.100.10
名前:SV-DNS_01
監視:ping
それではAN-ManagerStationにログインして機器登録を行っていきましょう。
管理対象機器の登録 ~ 1 ~
ログインができたら「管理対象機器」タブへ移動します。ここから機器登録を行います。
まずは [ 登録 ] をクリック
管理対象機器の登録 ~ 2 ~
入力項目については、以下の通りです。
- 一般
- 死活監視
- パフォーマンス監視
- TRAP受信
- SYSLOG受信
- SNMP
- Ping
- CLI
管理対象機器の登録 ~ 3 ~
一般
● 名前
- 任意( 自由に名称設定をする。)
- sysNameを名前とする( 機器がSNMPに対応している場合、機器に設定されているsysNameが「名前」になります。)
● IPアドレス/ホスト名( この情報を元に機器登録が行われます。 )
- ・・・192.168.100.100
- ・・・192.168.100.10
● フォルダー
- 機器を所属させるフォルダーを指定します。
● コメント1
- 自由なコメントを入力できます。( 例:検証機器 )
● コメント2
- 自由なコメントを入力できます。( 例:S/N 11223344 )
管理対象機器の登録 ~ 4 ~
死活監視
●死活監視 ( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
●死活監視方法( SNMP / Ping ): PC (SNMP非対応) を登録する際は、[ Ping ] とする必要があります。
- ・・・ SNMP
●死活監視間隔
- ・・・ 1 分
●死活監視アクション( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
パフォーマンス監視
●パフォーマンス監視( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
●パフォーマンス監視アクション( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
管理対象機器の登録 ~ 5 ~
TRAP受信
●TRAP受信 ( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
●TRAPアクション( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
SYSLOG受信
●SYSLOG受信 ( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
●SYSLOGアクション( Enable / Disable )
- ・・・ Enable
管理対象機器の登録 ~ 6 ~
SNMP : ApresiaLightFM116GT-SS (SNMP対応機種)をSNMP監視する場合に必要になるパラメータです。
●SNMP GET用コミュニティ名*
- ・・・ public
●SNMP SET用コミュニティ名*
- ・・・ private
●SNMP Ver.( v1 / v2c )
- ・・・ v2c
●SNMPタイムアウト ( 秒 )
- ・・・ 5
●SNMPリトライ数
- ・・・ 1
管理対象機器の登録 ~ 7 ~
Ping : PC ( SNMP非対応機種 ) を Ping 監視する場合に必要になるパラメータです。
●Pingタイムアウト ( 秒 )
- ・・・ 5
●Pingリトライ数
- ・・・ 1
CLI
●CLIログイン名*
- ・・・ adpro
●CLIログインパスワード
●CLIパスワード ( enable用 )
●CLIタイムアウト ( 秒 )
- ・・・ 30
●CLIプロトコル ( Telnet / SSH2 )
- ・・・ Telnet
管理対象機器の登録 ~ 8 ~
機器の登録情報を入力後、[ 登録 ] をクリックします。
管理対象機器の登録内容表示
登録できると機器が表示されます。
管理対象機器のタブで ▼ をクリックすると登録の詳細を確認できます。
監視ができないとき
登録した機器の死活状態がダウン(赤アイコン)となっている場合、以下の切り分けを行ってください。
切り分け方法
●設定パラメータ ( IPアドレス、監視監視方法 ( SNMP or Ping ) 等 ) に誤りがないかを再確認する
●Windowsファイヤーウォールを一時的に停止する
●ファイヤーウォールの例外を追加する
- netsh advfirewall firewall add rule name="SNMP-TRAP" dir=in action=allow protocol=UDP localport=162
- netsh advfirewall firewall add rule name="Syslog" dir=in action=allow protocol=UDP localport=514
【補足手順】 管理対象機器の一括登録 ~ 1 ~
管理対象機器を一括して登録することも可能です。
● 事前に登録する機器に関するCSVファイル ( 次頁参照 ) を作成します。
● [ 一括登録 ] をクリック。
● 通常の「 登録 」と同様に、各パラメータの入力情報を確認します。
● 「 OK 」をクリック。
【補足手順】 管理対象機器の一括登録 ~ 2 ~
[ IP or HOSTNAME ] , [ 名前 ] となる CSVファイル を用意します。
例:test.csv
192.168.100.100
192.168.100.10, SV-DNS_01
※ [ 名前 ] は省略可能です。
今回御紹介する 「 機器登録 」 についてはここまでです。
次回は 「 死活監視 」 について紹介予定です。