APRESIA Technical Blog

Local5G Innovation LAB 映像伝送デモ

弊社のつくばネットワーク技術センター(茨城県土浦市)内に開設しております、ローカル5Gを体験可能な施設である「Local5G Innovation LAB」の展示内容の一部をご紹介させていただきます。

※現在 3月18日 時点 緊急事態宣言発令中ですので、解除後に改めて来場募集予定です。

次世代モバイル技術の5Gの特長として、高速大容量・多数同時接続・超低遅延が挙げられますが、今回ご紹介するのは低遅延性が確認できるデモです。
APRESIAのローカル5Gシステムは上記のコンポーネントで構成されますが、このローカル5Gシステムを基盤にして、ドローンカメラの映像伝送を用いたデモを準備しております。
(ローカル5Gシステムは2020年9月末リリースのPOC版システムを利用しております)

① ローカル5Gシステムを経由しない構成

ドローン上のカメラ映像はスマート送信機上に表示されます。
その映像を検証PC①に取り込み、検証PC②からリモートデスクトップでアクセスし、検証用PC①と検証用PC②に接続したモニター上の映像を目視により、比較します。

【 結果 】
検証PC① と検証PC② の間の遅延時間は、直繋ぎですので、コマンドプロンプト上の ping の測定上 1 msec 以内になりますが、アプリケーション側の処理の遅延時間があり、モニターの画面は検証PC① と比較すると多少の遅延が見えました。

② ローカル5Gシステムを経由する構成

①の構成をベースに検証PC① と検証PC② の間に L5Gシステム を割り入れます。
検証用PC① と検証用PC② に接続したモニター上の映像を目視により、比較します。

【 結果 】
検証PC① と検証PC② の間の遅延時間は、コマンドプロンプト上の ping の測定時間は約 30 msec 程度になりましたが、構成①の場合と比較すると目視における結果は変わらないように見えました。
構成①と構成②の ping の遅延時間約 30 msec がそのまま反映されているように見えました。

~ まとめ ~

ドローンとリモートデスクトップのアプリケーションを用いたデモで、ローカル5Gシステムの低遅延性が確認できました。
ローカル5Gのユースケースとして、高画質なドローンカメラによる建造物などのリアルタイム監視が期待されておりますが、そういった領域での適用の可能性に期待が持てる結果がでました。
他にもAI・VR・セキュリティ・VoIP・スループット計測などデモ展示を用意しておりますので、是非ご来場ください。

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