Apresia16012XLシリーズの製品性能情報~EoE Pingの応答処理能力(参考値)~
はじめに
当社の製品マニュアルやカタログには掲載していない製品性能情報をシリーズで公開しています。
8月公開のApresia26000シリーズのEoE Pingの応答処理能力(参考値)に引き続き、
今回はApresia16012XLシリーズについて実機確認してみましたので、その結果を掲載していきます!
Apresia16000シリーズはLTEや広域イーサなどのサービスプロバイダ網向け高機能バックボーンスイッチです。
Apresia16000シリーズの製品詳細については、
弊社製品紹介ページ https://www.apresia.jp/products/sp/ をご参照ください。
測定方法
測定器より常時EoE Ping Replyフレームを送信状態とします。
試験対象機器(Apresia16012XLシリーズ)よりEoE Pingを実行し、そこで表示される応答結果を受信処理能力として確認します。
<測定条件>
・測定器より送信するEoE Ping Replyフレームは、1,000fpsで送信とする。
・Apresia16012XLシリーズで実行するEoE Ping Requestフレームの送信回数は、1回/2回/3回の3種類とする。
< 応答結果の表示例 >
16k-XL_130(1):# eoeping 0f:0e:cc:00:00:ff 10 count 1 port 10/3
EOEPING 0f:0e:cc:00:00:ff : 72 data bytes
72 bytes from 0e:37:00:00:50:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=0.696 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:50:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=63.330 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:50:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=93.935 ms
~
~
72 bytes from 0e:37:00:00:50:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=817.269 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:50:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=948.972 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:50:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=975.056 ms
---- 0f:0e:cc:00:00:ff EOEPING Statistics----
1 packets transmitted, 30 packets received(0 TTL exceed), 0 packet loss
16k-XL_130(1):#
測定結果
測定した結果を下記に示します。
EoE Ping のタイムアウト時間は、1 秒から 3 秒の幅があり、最初に送信した EoE Ping Request フレームに対するタイムアウト時間は、送信回数が 1回の場合は1秒(送信から1秒以内に受信したものを表示)、2回の場合は2秒、3回の場合は3秒になります。
結果まとめ
概ね以下の受信処理能力であることが確認されました。
送信回数:1 30 個 程度
送信回数:2 60 個 程度
送信回数:3 90 個 程度
おわりに
他にも「この機能の実力値が知りたいな」など、ご希望があれば下記のご意見、ご感想フォームより連絡ください!