【管理対象機器のインポート/エクスポート】の概要
管理対象機器情報の管理や一括変更を容易に行うことが可能です。
従来の一括登録機能が拡張されて、ツリー階層やログイン名、パスワードなどの機器登録に必要なすべての情報を扱うことも可能になりました。
◇管理対象機器の一括登録
- 事前に登録機器の情報を準備できる
◇登録機器の設定をCSVの変更をすることで一括実行
今回のブログでは、この機能を用いたHCLManagerStationからのデータ移行方法を紹介したいと思います。
手順の流れ
◆インポート機能を利用してHCLManagerStationからデータを移行します。
① HCLManagerStationのCSV出力
② 出力されたCSVの編集
③ AN-ManagerStationにCSVインポート
① HCLManagerStationのCSV出力
◆HCLManagerStationの機器情報を出力します。
ファイル＞機器情報をCSVファイルに出力 をクリックします。
◆任意の場所に保存します。
ファイル名を入力（見本ではNODELIST.csvで保存します。）
「保存」をクリックします。
引き継げる情報は下図の通りです。
引継ぎできない情報は、AN-ManagerStation移行後に必要に応じて設定してください。
②出力されたCSVの編集
◆ HCLManagerStationのデータを割り当てると次のようになります。
※C,E,G列等割り当てが出来ない列は、列を削除せず空欄のままにするようにしてください。
◆ 作成したCSVファイルを任意の名前で保存します。
◆ 例ではHCLNODELIST.csvとして保存します。
③AN-ManagerStationにCSVインポート
◆ HCLManagerStationから出力された情報を対応表をもとにAN-ManagerStationでインポートできる状態に加工できました。
◆ 加工できたファイルをAN-ManagerStationでインポートします。
◆インポート項目が正しく認識されると実行確認が表示されるので「OK」をクリックしてください。
フォルダ階層含めた管理対象機器の情報がインポートできました。
※機器の台数によってインポートにかかる時間は変化します。
以上の手順でHCLManagerStationのデータをAN-ManagerStationに移行できました。
便利な使い方や注意点
ここからはこの機能の便利な使い方や注意点などを紹介します。
◆便利な使い方のユースケース
1．運用中データの一括編集
- エクスポートすることでより多くの機器の情報を一括して変更することができます。
2．新規登録を行う際のデータの事前作成
- 事前にデータを作成しておくことで導入後すぐにネットワーク監視を開始できます。
◆注意点
新規登録の機器の空欄には項目のデフォルトの値が設定されます。
一括編集の場合は空欄にしておくことで設定されている値が継続されます。
設定済の項目を削除する場合、対応する要素をNULLにしてインポートします。
（NULLは半角であれば大文字・小文字のどちらでも読み込むことができます。）
値を決めかねている場合には列は残したまま「空欄」にしておくことでデフォルトの値で設定されます。
CSVでは値のないところは下図のようにカンマが続く表示になります。
デフォルト設定された内容をもとにGUIで編集ができます。
